院長ブログ

救急救命

「意識がありません!誰か来て下さい!!」

救急救命の講習を学んでみると、人を呼ぶ重要性の認識を新たにしました。

 先日、日本蘇生協議会の開催する実習主体のコースを受講したところ、手技の中心となる心臓マッサージはとても一人だけで続けられないものだということがはっきりわかりました。

 「心臓マッサージのスピードは1分間に100回!」
 「心臓マッサージ30回ごとに人工呼吸を2回」
これをずっとずっと続けねばなりません。


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実習するWDSCの同僚の先生    訓練用の人形


「心臓マッサージ30回ごとに人工呼吸を2回」を1セットとして5セット行うと約2分になります。実際にやってみましたが5セットでかなり息があがります。まして、心臓マッサージの中断をできる限り短くということですから、交代要員は必須です。

日本でも全国的には、1時間に約1人の割合で救急蘇生の処置を必要とする状況が発生しているとのことです。
皆さんもそんな状況に遭遇したら、知識の有る無しに関わらず、まず人を呼ぶことだけを肝に命じておくことをお勧めします。

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口臭と飲酒や肥満との関係

口臭についての興味深い記事がありましたので一緒に見てみましょう。

[イスラエル]
口臭と生活習慣とのかかわりについて、テルアビブ大学歯学部・医学部ヒト微生物学講座教授のMel Rosenberg氏らは、特に飲酒と肥満が強く関連していることを明らかにした。

88人の生活習慣と口臭を調査

Rosenberg氏らは88人の成人男女(年齢:20〜55歳)を対象とし、通常の健康診断に加え、全身と口腔の健康状態、食習慣、さらには口臭などに関して、38項目におよぶ調査を行った。

口臭については、客観的判定法(口臭判定スコア)や、ハリメーターを使用した揮発性硫化物レベルの測定および唾液中のβガラクトシダーゼの測定により評価した。

その結果、飲酒習慣やBMIなどに関する9項目が、口臭判定スコアと有意に相関することが確認された。さらにこれらの9項目は口臭判定スコアについて非常に高い予知性のあることが示されたほか、この9項目にハリメーターとβガラクトシダーゼの測定値を合わせることで、予知性がさらに高まることもわかった。

これらの結果から、アルコール摂取とBMIは口臭の発生に強く関連する因子であると言える。Rosenberg氏は
「アルコール摂取と口臭との間になんらかの関係があるという結果は、これまでにも報告されており、驚くにはあたらない。しかし、肥満が口臭と関係しているという結果は予想していなかった新たな知見である」と話し、
肥満患者は口臭症のリスクが高い
と考えられる」と結論づけた。

ただし同氏は、因果関係についてはまだ明らかにされていないとし、さらなる研究が必要であると付け加えた。

いかがでしょうか?
ちなみにBMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)です。肥満と口臭という一見関係のないものに高い関連性があるという大変驚きの結論です。

口臭治療にダイエットという新常識が生まれるかもしれません。

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意思の疎通

先日、60代の中国の方が初診としてお見えになりました。日常のことをどうにか伝え合えるような日本語の習熟度でしたので、歯科医学の話がどこまでわかっていただけたかこちらとしても把握しきれません。


口腔内の清掃状況はあまり良くなく、症状はむし歯と歯周病を同時に起こしているようでした。
そこで、むし歯に対しては歯の神経を取る治療、歯周病に対しては消毒と投薬を行いました。

あとから受付のスタッフに確認したところ、予約をしていかなかったそうです。継続した治療の必要性を説明したつもりでしたが、うまく伝わらなかったかと残念に思いました。
単純に忙しくて今予約が決められないだけで、あらためて診療の日時を決めていただけるならうれしいのですが・・・どうでしょうか。

現代は医療を提供する側が一方的に治療を進めるのではなく、提供される側と協力して進めるものとなっています。ますますコミュニケーションの重要性が高まっていくことは間違いないところです。
異国の地で治療を受けることの難しさ、医療従事者としての困惑、言語生活習慣価値観などいろいろと考えさせられました。

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歯科医師会

私は歯科医師会の会員です。健診事業相談事業のような地域住民の皆様と直接接する仕事もしている一方で、自治体との協議連絡や学術活動、歯科医師会の運営に関わる仕事などもしております。


私が属している歯科医師会は規模の大きい順に、日本歯科医師会、東京都歯科医師会、江東区城東歯科医師会となります。先日一番身近な城東歯科医師会の会合に出席しました。

会長や代議員といった、対外的に「顔」となるかたの円滑な選出についての話し合いでした。小さいとはいえ組織は組織ですし、「法人」として押さえるべきところは押さえなければなりません。真剣な論議となりました。

こういう姿を皆様にお見せすることはありませんが、それぞれに仕事を終えて疲れながらもがんばる姿はある種、感動的でもあります。

歯医者さんは診療室以外でもいろいろな仕事をしています。そのごく一部を紹介させてもらいました。

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定期検診

もはや治療よりも重要かもしれません。日本人は健康を守ることについてもっと積極的になるべきだと思います。

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私の診療はミニマルインターベンション(最小の侵襲という意味です)を意識しています。気持ち的にも歯はできるものなら削りたくないですし、削るとしても最小の範囲ですませたいです。

それを実現するためにもシステマティックな予防プログラムを組んで実行することは、肉体的にも精神的にも苦痛を減少、消滅させることが可能ですし、金銭的、時間的優位性も大きくなります。

早期発見、早期治療からさらに進んで戦略的な予防をライフサイクルの中に取り入れていただきたいと思います。

歯周病もむし歯も予防が可能な疾患です。

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日本人の平均寿命

生きている限り食事を摂らねばなりません。やっぱり最期まで自分の歯で美味しく食べられたらどんなに良いかと思いませんか?


平成19年の日本人の0歳の平均余命である「平均寿命」は、男は79.19年、女は85.99年で、前年に比しそれぞれ0.19年、0.18年上回りました。

織田 信長が舞ったことで有名な「敦盛」の一節、〜人生五十年。下天のうちに比ぶれば・・・〜から考えてみると非常に長生きになりました。昔はそこそこ歯があるうちにお迎えが来ていたはずですから、口の健康や食事への関心は現代より低かったのではと思っています。

逆説的な言い方になりますが、寿命まで口や歯をきちんと機能させないと老後の大きな楽しみの一つになるであろう食事がつらくて味気ないものになりかねません。

20代、30代の若い頃から歯と口のことにもう少し関心を持ってくれてもいいのになぁとよく思います。とりわけ歯を失う理由の大きな割合を占める歯周病は、自覚症状があまりないまま進行していく困った病気です。治療ではなく健康の維持増進のために歯科医院をうまく活用してもらいたいですね。

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全部歯石です

70代の女性の方の前歯の裏側です。歯の根もとに白黄色に見えているのは全て歯石です。


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歯石に接している歯肉は炎症を起こしているため、いろいろな症状が見て取れます。

・出血:赤い斑点が見えますね
・腫れ:出血の左側、ぷくっとしています
・色が赤黒い:血管が広がっているので赤く見えます

まずはこの歯石を取らなければどうしようもありません。さらに、清掃に関する意識を変えないとすぐにまた歯石がついてしまいますので、ブラッシングの指導をしながらいろいろとお話をする予定です。意識を変える方が難しいかもしれませんが、一時的な改善で終わらせないためにも正しい情報を効果的に伝えてなんとか頑張りたいと考えています。

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今年もあとわずかです

歯科医院(特に当医院)の年末は慌ただしくなります。いろいろな種類の駆け込み需要が増えるためなのですが、歯科治療の特性上厳しいこともあります。


いくつかあげてみましょう。
1、すっきりして新年を迎えたい
2、人と会う機会が増えるので見栄えを良くしたい
3、忘年会、新年会で美味しく食事がしたい
4、新年は忙しくなりそうなのでその前に治したい
5、酒席が済んだら歯が痛くなった
6、無料の歯科検診の期限が迫っている

などなどです。

歯科の治療の中には1日で済むものもありますが、数回かかる治療の方がむしろ多いでしょう。また、技工所に銀歯や入れ歯を発注すれば1週間程度の時間が必要になります。そのほかにも、痛みが引くためには適切な治療と治癒の時間が必要ですし、通院の機会が限られているようなら治療の進み具合は思うようにはなりにくくなります。

ケースバイケースで実際に診断をしてみないことにはその治療見込みもはっきりしません。問題を感じているようならすぐにでも一度歯科医院を訪ねてみて下さい。治療方法や時間のことも歯科医師が相談に応じてくれます。余裕があれば安心して新年を迎えられます。

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これは問題です!

しばらくぶりの患者さまです。痛みは無いが腫れてぐらぐらということですが・・・


わかりにくいですが、歯肉がもこもこ腫れてます。その中央に白い◯が見えますが、膿みがにじみ出ています。全体的に歯肉の色がくすんでいます。
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レントゲンで見ると歯槽骨が歯の周囲全体で破壊、吸収されています。レントゲン写真では、骨の密度が高いほど白く写ってきます。この歯の周りがぼや〜っと黒いのがわかりますか?骨が溶かされてスカスカになってます。

診断は重度の歯周炎。抜歯か保存かぎりぎりでしょう。私は迷うようなら保存する方針で行きますので、頑張ってみたいと思います。

まずは炎症を抑えなければなりません。
麻酔して膿みは出し切ってしまい、歯肉を洗浄します。
歯垢=バイオフィルムは破壊しないと抗生剤などの効果が上がりませんから、歯周ポケット内をイリゲーション(洗浄)します。
薬を処方し、ホームケアの指示を十分に行います。

次回以降、しっかり来院して下さいね。

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