むし歯治療

ミニマルインターベンション

当院ではミニマルインターベンション(Minimal Intervention)(以下MI)のコンセプトに則り、「最小の侵襲(しんしゅう)」を意識した診療を行っています。
MIにつきましては「私たちのこだわり」のページにて詳しく述べさせていただいておりますのでぜひご覧下さい。
むし歯の治療の際、これまでは予防的にむし歯のサイズよりやや大きく削って材料を充填してきましたが、技術や材料の進歩などより小さくなる方向へと進んできました。MIはそれをさらに押し進めた考えです。
MIのコンセプトによるむし歯治療の原則は次の5項目が挙げられます。


・初期のう蝕(むし歯)病変を再石灰化(自己修復)させる

・う蝕(むし歯)原因菌を減少させさらなる脱灰(歯が溶けていくこと)と、う窩(むし歯の穴)の拡大を防止する

・必要最小限のう蝕(むし歯)除去と窩洞(むし歯を取り除いた後の穴)形成を行う
・再修復よりも補修充填に力を入れる
・術後の管理を徹底し二次う蝕(むし歯の再発)を防止する

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再石灰化、原因除去、う蝕拡大阻止

性急に歯を削らず再生を促す、虫歯原因細菌の除去、脱灰・う窩拡大阻止のためには歯垢=バイオフィルムの破壊が必要です。そしてその後のプラークコントロールの徹底がMIのコンセプトによる治療の成果を生みます。 その具体的処置としては以下の通りです。

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)

プロフェッショナルメカニカルティースクリーニング=歯科医師、歯科衛生士による機械的歯面清掃のことです。バイオフィルムの破壊には擦ることが必要になるので、回転器具を用いて隅々まで歯垢を落とします。

パーフェクトペリオシステムによる虫歯原因細菌の除菌

超音波振動でバイオフィルムを破壊しつつ即時に殺菌を行います。

フッ素コーティング

歯面にフッ素塗布を行い再石灰化と歯質の強化を促します。

ホームケアの徹底

ブラッシング指導、清掃補助用具(デンタルフロス、歯間ブラシなど)の使用、デンタルリンスの使用、生活習慣の改善などがあげられます。

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最小の侵襲の虫歯治療

必要最小限のむし歯除去と窩洞形成、補修充填を成功させるためには接着材料、接着技法が必要不可欠になっています。当院ではフロアブルコンポジットレジンや光重合照射器の刷新などにより対応をしております。むし歯を削除した結果、可能であればコンポジットレジン充填を行います。強度的な問題や虫歯の広がりによっては金属による修復もあります。

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術後管理と予防

ホームケアの徹底とメンテナンスが欠かせません。管理と二次う蝕の防止に関しましては、むし歯予防システムを確立いたしました。むし歯予防のページで詳しく述べています。

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保存修復

歯髄(一般に神経といわれる)に近いか、それ以上の虫歯の場合、注射による麻酔が必要になります。電動麻酔注射器の使用により、従来と比べて細い針が使用可能になりました。麻酔時の痛みの軽減と確実な治療が期待できます。
MIのコンセプトを広義にとらえると、当然神経は可能な限り保存に努めます。歯は歯髄があることで生きているということができます。歯髄が壊死する、あるいは抜髄をしたあとの歯は、いわば立ち枯れの木と同じになります。徐々に柔軟性が失われ、亀裂を生じたり破損したりしやすくなっていきます。抜歯に至るリスクが高まってしまう結果につながるため、当院のモットーから鑑みてもなるべく歯髄は保存したい考えです。

深いう窩の場合でも最低限の虫歯の部分を削除した後、パーフェクトペリオ(活性化高濃度次亜塩素酸)にて洗浄殺菌後、鎮静作用のある材料にて充填して経過を見ます。今まで抜髄(神経をとる)に至っていたもの内、少しでもそれを回避できたら十分に意味があることだと考えます。

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むし歯症例

前歯の白くなっている所は初期う蝕 うまく管理できれば再石灰化が期待できそうです
乳歯のむし歯です(下顎)奥歯の間に左右ともにあります
レントゲン写真です。なんとか神経を保存したい。
乳歯のむし歯です(上顎)ほとんどの歯がやられています。
レントゲン写真です。神経を抜かなければならない可能性が高いです。
成人のむし歯です。見た目はそれほどひどくなさそうですが・・・
レントゲン写真です。かなり深くまで進行していました。
成人のむし歯です。大きく穴があいています。
レントゲン写真です。神経はできるだけ残します。
治療を受けないまま放置した例です。痛みがない状態が続いていました
レントゲン写真です。歯肉の下で亀裂が入っています

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