従来の治療方法の課題
歯周病治療の目標はどのような治療を行う際にも変わることはありません。歯周病の特徴をふまえた治療の目標は次のようになります。
- 菌血症の予防(全身疾患発症のリスクを抑える)
- バイオフィルムの破壊(細菌の防御機構の無効化)
- 歯周病原菌の量と質の改善(為害性物質の絶対量と生産能力の減少)
- 内毒素などによる過剰な免疫反応をリセット(適切な免疫反応の復活)
しかし、当院のモットーの一つである
「患者さまの肉体的精神的侵襲をできる限り小さくする」
を共に考えた時、従来の治療方法や健康保険適応の治療方法にはいろいろな課題が見えてきました。
従来の治療方法:スケーリングの問題点

単純に歯石を除去する従来のスケーリングは物理的なバイオフィルムの破壊には有効ですが、医原性菌血症を引き起こしてしまいます。1分間当たり数万個の生菌を血流中に送り込んでいるとの報告もあります。健常者であれば免疫機能によりある程度無効化されますが、大きな問題です。
スケーリングは口腔内の全ての歯に対して行うべき処置です。歯周病原菌の量を減らすには、一度に全ての歯を行う方法が有効と考えられますが、保険診療では事実上認められていません。歯周病原菌は常に増殖し続けていますから、せっかくスケーリングをしても、スケーリングをしていない部位から歯周病原菌が移行してくる可能性は無視できません。
また、再スケーリングやSRPを行うには2週間以上の間隔をあけることが保険診療の条件になっています。その間はホームケアと洗浄などで歯周組織の反応を見るということになっています。除菌や殺菌という概念がないため仕方がないことですが、歯周組織の自己回復能力にのみ依存している結果、治療の進んでいく効率が良くありません。
| 【活発に活動する歯周病原菌】 |
歯周病原菌の殺菌が行われないので、歯周病原菌の質の改善がなんとか達成できるかもしれませんが、それまでには長期間の治療が必要となります。免疫機能が過剰な反応を解消して正常な状態に戻るための時間が必要なためです。
従来の治療方法:歯周外科手術の問題点

患者さまの肉体的・精神的侵襲が極端に大きいです。歯石(内毒素)は除去できますが、そのために歯肉を切り開かねばなりません。
保険診療の適応される手術もありますが、そのためにはプラークコントロールをかなり高いレベルで行うことが条件になっています。逆の言い方をするとそこまでしないと好成績を期待できない治療方法であるともいえます。
また歯槽骨の吸収の形態によって手術できる症例は限定されています。従って手術を受けたくても受けられない場合もあるということです。
従来の治療方法:抗生剤の内服による治療の問題点

過敏症や副作用の危険が常にあります。過敏症=アナフィラキシーショックは死亡の危険性もありますが、その完全な予測は不可能です。過敏症既往歴のある方に対する投薬のリスクは高いですが、本人からの積極的な情報提供がない場合もあります。
歯周病原菌はバイオフィルム内に生息しているため抗生剤が効果を発揮しにくくなっています。効果を出すためには投与量、投与期間が多く長くなりがちで、副作用等の問題が発生しやすくなります。
肝障害のある方へのマクロライド系抗生剤や、腎障害のある方へのペニシリン系抗生剤の適応判断は非常に難しくなります。肝臓や腎臓への負担を上回る歯周病の改善が見込まれる場合の投与となりますが客観的判断はほぼ不可能です。
妊産婦、授乳婦、若年者、高齢者への投与の問題は利益が大きいので損失を無視するというスタンスの上に成り立っています。また様々な理由から薬剤の服用を嫌悪する患者さまもおいでになります。
歯周病治療の目標を達成しつつ、従来の治療方法の問題点を克服したのが歯周病の最新療法パーフェクトペリオシステムです。パーフェクトペリオシステムは身体にやさしく、何度でも安心して受けられるまったく新しい歯周病の治療法です。
パーフェクトペリオ歯周病治療
- 従来の治療方法の課題
- パーフェクトペリオの特色
- 従来の治療方法との比較
- こんな人に最適です
- パーフェクトペリオの流れ
- パーフェクトペリオホームケア



