よくある質問
抜歯のあと3?4日後に急に痛みだしました
ドライソケットという状態になった可能性が高いでしょう。
抜歯後の傷は、手足の切り傷などと同じようにかさぶたが出来ます。
そしてその下で治癒が進んでいきます。
ただし口の中は唾液で常に湿潤しているため、カチカチのかさぶたにはなりません。
それが何かの拍子にその下の治癒組織ごと剥がれてしまうことがあります。
その時には新たな出血などはほとんど無いので、傷の奥は骨がむき出しだったりします。
このような状況を「ドライソケット」といいます。
ドライソケットは放置しても改善が見込めませんし、痛みを伴うので
歯科医院での処置が必要となります。
具体的には、洗浄後抜歯窩部位にペースト状の抗生物質と表面麻酔ジェルを入れ、
傷を保護しつつ貼付けるかさぶた代わりの包帯のようなものを使います。
これで保護している間に自分自身の治癒組織が出来てくれば
保護剤がなくなっても痛まないようになります。
親知らずは全身麻酔して抜くんですか?
そういう場合もありますが、全てがそうではありません。
ケースバイケースで異なりますが、むしろ全身麻酔ではなく局所麻酔を使って抜く場合のほうが多いでしょう。
全身麻酔でしか治療を行うメリットとして、大きな痛みを伴う処置で局所麻酔ではカバーしきれない場合でも適応可能なことや、麻酔の深度や時間をコントロールできることなどがあります。
また、麻酔医が術中の全身を管理するので、抜歯を行う歯科医師との連携が重要です。
親知らずは抜くべき歯なのですか?
必ずしもそのようなことはありません。
生える方向が悪くなく、清掃状態がよく、歯および周囲の歯肉に異常がなく、噛み合わせの問題がないとなれば歯科医学的に抜くべき理由はありません。ただし長期的将来的な理由やその人固有の理由によって抜歯を選択するケースもあります。
先にあげた事項もあくまで一般論なので、最終的には患者さまと担当歯科医師との相談で決まると思ってください。
親知らずの抜歯後は腫れるのが当たり前なんですか?
当たり前ではありませんが、腫れが出てしまう場合は確かにあります。
ケースバイケースなので一般論になりますが、抜歯に時間がかかった時や外科的侵襲(抜歯のために歯肉を切ったり骨を削ったりすること)が大きいほど腫れが出やすくなります。
また親知らずの手前の歯に歯石や歯周病の炎症があると、抜歯で露出する毛細血管の切断面から歯周病原菌や毒素を体内に送り込んでしまうことになってしまい、腫れる可能性が高くなります。
時間的な余裕があるなら周囲の歯や歯肉の環境を整えてからの抜歯が望ましいのです。
痛みが大きい時には抜歯できないのですか?
原則として抜歯できません。
痛みが大きい場合、抜歯の際に行う注射の麻酔が効かなくなっていることがほとんどです。また、痛みの原因が歯周病の場合、抜歯の際にできてしまう傷から大量に細菌や毒素が体内に侵入することになるので、処置後に腫れてしまう可能性が高くなります。
痛み止めや抗生剤、消炎剤などを服用してから抜歯をするのが一般的です。
親知らずは左右同時に抜くことが可能ですか?
技術的には可能ですがお勧めいたしません。
親知らずに限らず、距離の離れた場所の複数の抜歯も同様です。抜歯後の止血がうまく行かなかったり、術後の痛みがでた場合に食事が満足にとれなくなったりのリスクが高まります。
これはあくまで原則であり最終的にはケースバイケースになりますので、担当歯科医師と十分に相談していただきたいと思います。
歯を抜いたまま入れ歯を入れたくないのですが、、、
入れ歯を含めて何らかの手段で抜いた場所を補うべきでしょう。
そのまま放置すると噛み合わせの相手になっていた歯が歯肉から飛び出してきたり、両隣の歯が倒れ込んできたりします。虫歯や歯周病が生じやすい状態になりさらに歯を失いかねません。
さらには顎の関節を痛めたり、噛み合わせのバランスの崩れが原因となって全身的な体調不良を引き起こしたりします。
補う方法は入れ歯以外にもいろいろあるので歯科医師に相談しましょう。


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